PythonのWebフレームワークであるDjangoをUbuntu24.04へインストールする手順のメモです。
前提条件
- Ubuntu24.04
- Python3.10以降インストール済
- PIPインストール済
- Django5.0
- Djangoは公式リリースを最小構成でインストール
- DBはSQLiteを使用
▼Pythonのインストールについては次の記事をご覧ください。(PIPもインストールされます)
DjangoとPythonのバージョン対応表
▼DjangoとPythonのバージョン対応表は次の通り
Django | Python |
---|---|
3.2 | 3.6, 3.7, 3.8, 3.9, 3.10 (3.2.9で追加) |
4.0 | 3.8, 3.9, 3.10 |
4.1 | 3.8, 3.9, 3.10, 3.11 (4.1.3で追加) |
4.2 | 3.8, 3.9, 3.10, 3.11, 3.12 (4.2.8で追加) |
5.0 | 3.10, 3.11, 3.12 |
Python の各バージョンでは、最新のマイクロ リリース (A.B.C) のみが正式にサポートされています。各シリーズの最新のマイクロ バージョンは、Python ダウンロード ページで見つけることができます。
通常、最初の Django LTS リリースまでの Python バージョンがサポートされますが、そのバージョンの Python のセキュリティ サポートが終了すると、そのバージョンのセキュリティ サポートも終了します。たとえば、Python 3.9 のセキュリティ サポートは 2025 年 10 月に終了し、Django 4.2 LTS セキュリティ サポートは 2026 年 4 月に終了します。したがって、Django 4.2 は Python 3.9 をサポートする最後のバージョンです。
Djangoインストール
次のコマンドで最新版をインストールします。
python -m pip install Django
PIPの最新バージョンがあるようなので、アップグレードしておきます。
※PIPのバージョンが古すぎるとDjangoのインストールが失敗するようです。
※インストールに失敗したらPIPをアップグレードしておきましょう。
pip install --upgrade pip
Djangoのバージョン確認
▼PIPでインストール済のパッケージを確認
pip list
Django 5.0.6 がインストールされているようです。
▼pythonのインタラクティブモードでDjangoのバージョンを確認
python
import django
print(django.get_version())
exit()
Django 5.0.6 がインストールされていることが確認できました。
ちなみに、Djangoを含むパッケージは、現在使用しているPython のバージョン だけで使えるようになっています。
つまり、複数バージョンのPythonをインストールしている場合、
各バージョン毎にパッケージをインストールする必要があります。
pyenvで別のバージョンに切り替えてみます。
Djangoがインストールされていないので、importも失敗します。
先にPIPをアップグレードしてからDjangoをインストールしておくのが良いと思います。
バージョンを確認しておきましょう。
バージョン指定でのインストール
▼バージョン指定でのインストール(4.2.13の場合)
pip install django==4.2.13
▼インストール可能なバージョンはこちらのページで確認
パッケージのバージョンは上書きされます。
別のバージョンにしたいときには、対象のバージョンをインストールし直せばOKです。
以上です。
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