人類は2022年に80億人を突破しましたが、その多くは超音速で動いています。
「は?何言ってんの!?頭オカシイの?」と言われそうですが、これは事実です。
結論から言うと、みなさん、地球上にいますよね?(え、ちがう?)
地球と一緒に回転運動しているわけですよ。これが場所によって超音速なんです。
前提
- 地球を真球と仮定します。(本当は赤道側に膨らんだ楕円体)
- 赤道一周4万kmと仮定。(本当は4万75km)
- 1日ぴったり24時間と仮定。(本当は23時間56分4秒)
- 音速を340m/sと仮定(本当は331.5+0.61×摂氏温度@1気圧)
音速を時速に換算
音速が340m/sなので、時速に変換すると、音速Vsは、
Vs = 340m/s × 3,600s/h ÷ 1,000m/km = 1,224km/h
北緯a°の地点における回転スピード
赤道の回転半径をRe
北緯a°の地点における回転半径をRa
とすると、
Ra = Re × cos a°
![](https://macocci7.net/blog/wp-content/uploads/2024/04/math_human_supersonic_01.png)
赤道一周の長さCeは
![](http://macocci7.net/blog/wp-content/uploads/2024/04/math_human_supersonic_02.png)
北緯a°の地点における回転円周Caは
![](http://macocci7.net/blog/wp-content/uploads/2024/04/math_human_supersonic_03.png)
これらを1日24時間で割ると時速が出ます。
赤道での回転時速をVe、北緯a°での回転速度をVaとすると、
Ve = Ce ÷ 24h = 40,000km ÷ 24h ≒ 1,667 km/h
Va = Ca ÷ 24h
東京の北緯を a = 35° とすると、
Va = 40,000km × cos 35° ÷ 24h ≒ 1,365km/h
Ve > Va > Vs となります。
つまり、音速を超えています。
計算上音速になる地点
Va = Vs
となる地点を求めます。
Va = Ve × cos a° = Vs
より、
cos a° = Vs ÷ Ve = Vs ÷ (40,000km ÷ 24h) = 24 × Vs ÷ 40,000km
a° = arccos(24 × 1,224km/h ÷ 40,000km)
= 42.743458822029°
≒ 42°44’36.5″(42度44分36.5秒)
日本でいうと、北海道の苫小牧と札幌の間の支笏湖の辺りになります。
つまり、ここより北の人たちは、音速よりもゆっくり動いているということです。
あくまでも地球が真円、音速が340m/s、赤道一周4万kmという仮定での計算上の話です。
ちなみに、同じ緯度で南緯にすると、オーストラリア大陸の南側にあるタスマニア島になります。
つまり、ここより南側の人たちは音速よりゆっくり動いているということです。
人類の緯度分布
2014年の少し古いデータになりますが、面白いデータを見つけました。
これだけで判断するのは早計ですが、
大体の人口の緯度分布の傾向は見て取れると思います。
また、2020年のデータですが、
人口密度の分布はこちらのページで見ることができます。
かなり多くの人口が、北緯42度44分36.5秒~南緯42度44分36.5秒の間に分布していることが判ります。
つまり、人類の多くが超音速で動いているということが言えると思います。
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